日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。 スウェーデン留学中のスタッフ3名によるヨーロッパ歯科最新情報もお伝えします。

Reentryを再考する

  • 2012年11月30日
本日クインテッセンスの吉田さんが来訪されました。
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左より吉田さん、弘岡先生。
来年1月掲載予定のリエントリーに関する記事の打ち合わせをしたのですが、吉田さんもかなり芯がしっかりしているので、とても心強いと感じました。
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 エビデンスを用いてリエントリーの必要性に関して考察されていますので、ぜひ一読ください。
とても勉強になると思います。

佐藤先生 一時帰国 Boras→SDC

本日は弘岡先生の同級生であるBoras のDr.Serinoのもとに留学中の佐藤先生が一時的に帰国されました。

お土産話はたくさんあるとは思いますが、佐藤先生は来て早々すぐに自前のPCを電源につなぎ、Boras で得た知識や経験した事を報告して下さいました。 
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写真を使って症例発表。佐藤先生がいると病院もしっくりくる気がします。 
なんでもスウェーデンではインプラント周囲炎を患っている患者さんがとても多いとの事。佐藤先生が留学している先はスペシャリストクリニックの歯周病科なのですが、5人に3人はインプラント周囲炎の患者さんがいらっしゃるとの報告でした。開業医の先生に送られてくるとはいえ、そんなに多いとは驚きですね。
見せて頂いてケースも非常に重度のインプラント周囲炎のケースがたくさんありました。
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見せて頂いた一症例。かなり若い患者さんだそうです。
メンテナンス時は上部構造は全て外して検査やクリーニングをするそうですが、ネジを外すだけでもかなりの時間がかかってしまうそうです。インプラント治療には解決しなければならない課題も多いと感じました。
佐藤先生は日本でもやる事が多く(そもそも用事があっての一時帰国)、なかなか病院には来れないそうですが、機会があればぜひ色々なお話を聞きたいと思います。

11月 JOURNAL CLUB

今日は11月JOURNAL CLUBがありました。内容は…
①小島先生 歯周病担当論文抄読 
 1996 Mar;23(3):186-96. Long-term follow-up of cross-arch fixed partial dentures in patients with advanced periodontaldestruction: evaluation of occlusion and subjective function.
Yi SW, Carlsson GE, Ericsson I, Wennström JL.” 
②沼尾先生 インプラント担当論文抄読
Treatment of peri-implantitis using an Er:YAG laser or an air-abrasive device: a randomized clinical trial
Renvert S, Lindahl C, Roos Jansa ̊ker A-M, Persson GR. Treatment of peri-implantitis using Er:YAG laser or an air-abrasive device: a randomized clinical trial. J Clin Periodontol 2011; 38: 65–73. doi: 10.1111/j.1600-051X.2010.01646.x
③鄭先生 症例報告
④冨岡先生 文献管理ソフトの説明  でした。
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論文抄読。みんなで論文の読み合わせを行う。

いつもの論文抄読に加え、冨岡先生による文献管理ソフトの実演付きの説明もありました。
さすが冨岡先生は、普段のその話し振りからもかなりの文献を読まれている事が伝わってきます。
しかし、文献を多く読む人程、その管理は難しくなる事でしょう。かくいう私も読んだ論文をパソコンで管理していますが、なにもソフトを使っていないのでどこになにがあったのか整理が難しくなっています。そこで冨岡先生の紹介して下さったような文献管理ソフトが役に立つという訳ですね。
とてもわかりやすく説明いただいたので早速弘岡先生と購入を検討している最中です。
僕はどちらかというとアナログ人間ですが、便利なものはやはり対応していかなければなりません。PCやオンラインをうまく使い分ける事で、より能率的に作業できる事はとてもありがたい事です。
皆様もぜひ、ご検討してみて下さい! 
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 冨岡先生。今回特に紹介して下さった文献管理ソフトは”SENTE”というソフトでした。検索やグループ分けetc...と自由自在。

Quintessenceの吉田さん来訪

本日はQUINTESSENCEの吉田さんがいらっしゃいました。
現在弘岡先生が執筆中の演題に関する原稿を取りにきて下さいました。

詳しい内容は記載する事はできませんが、Reentryに関するトピックになっています。
一度外科処置を加えた部位に、もう一度切開をいれ状態を確かめる等の必要があるのか、人に切開を入れるその正当性に関して弘岡先生の意見が書かれています。 
私も少しだけ執筆活動のお手伝いをさせて頂きましたが、とても歯科学的で、そして倫理的なお話だと感じました。
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左から、吉田さん、弘岡先生
歯科の業界に入った時、学生の頃から医の倫理というものはよく考えさせられます。それは講義のカリキュラムに含まれるからではなく(もちろんそれもありますが)、実際に患者さんと接し、その現場を目の当たりにし、自然と考えさせられるという事です。
医者、歯医者は人を傷つける事が法律的に許される数少ない職業だと聞いた事があります。レントゲン撮影にしても、普段の治療にしても、少なくとも患者さんの体に侵襲を加えている事に違いはありません。しかし、当然そこにはその侵襲を遥かに超える利益を患者さんに提供する事が出来るという大前提があります。その医学的妥当性なく、患者さんに侵襲を加える事は法律でも許されてはいません(本当に当たり前の事ですが)。ではその医学的妥当性とは?その定義は実に抽象的で、犯罪と医療行為の線引きは意外にも曖昧なのかもしれません。ですから、術者はをの道徳心に従って慎重に行動する必要があるのだと思います。

毎日の事で意識が薄れがちですが、1つ1つの処置を重く真摯に受け止め、治療に当たらねばならないなと改めて教えて頂いたような気がします。 

雑誌が出た際ぜひ一読して頂いければ、日々の臨床について考えるいいきっかけになるのではと思います。発売日は…近日記載致します。(忘れてしまいました、すみません)

コレクテッドエビデンス vol.3

本日は朝からデンタルダイヤモンド社の方がいらっしゃいました。
コレクテッドエビデンスのvol.3の打ち合わせという事です。
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カフェで打ち合わせをする弘岡先生。
僕が弘岡先生にあこがれをもったのは、なにを隠そうコレクテッドエビデンスを読んだのがきっかけです。2巻がでてから5年程経ちますが、今でも先輩にコレクテッドエビデンスの3巻 いつでるの?とよく聞かれます。
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本の詳細はこちら。 http://www.dental-diamond.co.jp/shop/items/81

以前から話はあったようですが、ついに具体的に話が進み始めたようです。
3巻はより臨床に即した内容となり、インプラント周囲炎など今後話題となりそうな内容も盛りだくさんという事です。…うーん、楽しみです。
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話し合いは以前から行われていた。弘岡先生と話し合いに東北から来られた菅野先生

コレクテッドエビデンスは、その誕生秘話も面白く、いつかそんなお話も紹介できればと思います。
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