日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。 スウェーデン留学中のスタッフ3名によるヨーロッパ歯科最新情報もお伝えします。

勇将の下に弱卒なし

本日SDCの倉庫の整理をしていました。
色々と貴重な品が出てきてはついつい気が散ってしまい思うように進みません。
弘岡先生の昔のノートなど時間がある時に読みたいな、などとを寄り道をしながらもある程度終わりました。
面白いものがたくさん見つかったのですが、その1つが写真です。
写真を見るだけで弘岡先生が色々な人と出会い、たくさんの患者さんの治療をし、また歯科医師を育ててきたのだなと感じました。
私も弘岡先生に教えを頂いている身分ですが、師に恵まれる事はなによりも幸運な事だと感じています。
さらに私が恵まれている事は多くの先輩達を先に見る事が出来る事です。
先日佐藤先生も福井先生も日本に帰国されたのですが二人をみていても、山脇先生(弘岡先生帰国当初、一緒に働かれていた先生。一番弟子と名高い)のお話を聞いていても自信がつきます。
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弘岡先生と佐藤先生。実に仲が良さそうだ。
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左から弘岡先生、山脇先生、福井先生。
普段は先輩の先生方と一緒に働く事はあまりありませんが、いいお手本として道を示して下さる事で代々後輩達は自信を持って日々の臨床に臨む事が出来るんだなと思いました。



Specialist in Periodontology Dr.Fukui

本日は福井先生がいらっしゃいました。福井先生は以前SDCに勤務されていて、その後弘岡先生の紹介でSwedenに留学されていました。
先日Göteborg大学歯周病科大学院を卒業され、EUの歯周病専門医の資格をとり、現在日本に一時帰国されています。僕たちにとってはヒーローのような存在です。

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狭き門をくぐり抜け、見事に試験に合格し、EU歯周病専門医の資格をお取りになりました。…すごい事です。
SDCに来られて、やはり行われるのはディスカッションです。
今回の話は、果たしてインプラント周囲粘膜炎は治るのか、という事が主題だったように思われます。
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二人のディスカッションはまさに論理的で、冷静な中にも鋭い指摘がバシバシ入ります。

冨岡先生の時もそうでしたが、議論をするという事はとても面白く、お互いを高め合う事だと感じます。自分の考えを人に話し、率直な意見を言い合う事で客観性を保ち、自らの考えを整理する助けとしているように見えます。

果たしてインプラント周囲粘膜炎は治るのでしょうか?
弘岡先生曰く、理論的には治るが、インプラントの上部構造の形態にインプラント周囲粘膜炎の原因があるのだから非外科処置で感染を除去し、粘膜の炎症が収まったとしても再び同じ原因で粘膜炎が発症するだけだという事です。
歯肉炎同様、インプラント周囲粘膜炎がクリーニングだけで治ったという論文は果たしてあるのでしょうか!?

弘岡秀明 歯周病学コース 2012 12月

今回第5回 弘岡秀明歯周病学コースがありました。
今回も講義、実習、ケースプレゼンやディスカッションなど盛りだくさんでした。
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弘岡先生のケースの資料をもとに二班にわかれ立案した治療計画をディスカッションしている。
今回の講義や実習などのメインテーマは再生療法でした。修復ではなく歯周組織を再生させるという夢のような治療法ですが、正しい理解、術式がなければ当然好ましい結果は望めません。
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豚顎骨を用いた実技。
今回の受講生の皆さんは手が早くて弘岡先生も驚いていました。
きっと今回の講義や実技からもたくさんの事を感じ取って日々の臨床に生かして下さるのではないかなと思います。
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コースの一日目終了後、忘年会を開催。
コースの始まりの頃と比較すると、講義の聞きとり方も治療計画の立案時の考え方も実習の時の手の動かし方やフラップのデザインに変化を感じ取れるようになっているのではないでしょうか?
受講生の皆様、今度ご感想をお聞かせください。
次回は矯正の加治先生やインプラント治療を交えた古賀先生のお話もあります。歯周治療は全顎的な治療になる事が多いと思いますので、ぜひ他分野の秀でた先生方のお話も日々の診療のご参考にして頂ければと思います。

SDC忘年会

今日はSDCの忘年会がありました。
弘岡先生のご親戚の林さんの大学の後輩の方が経営なされてるお店で、矯正の加治先生、技工士の山口さん含めSDCメンバーで上海蟹を食べにいきました。
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SDCメンバーで乾杯。”カニ、食べるぞー”
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瓶だしの紹興酒はまろやかでとてもおいしかったです。瓶の蓋を割る姿を見て埋没を思い出すあたりがさすが七五三さん。
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左上から、林さん、弘岡先生と調理前の上海蟹達。まだ動いていた!
忘年会とはいえ、弘岡先生はいつだって歯科の話をしている事が多いです。この日も病院をでる時間になっても山口さんとの話は絶えず、ドアを開けながら、エレベーターに乗りながら、電車に乗りながら、いつまでもインプラントの普及した今後の歯科業界について語り合い、最終的には二次会のホテルのバーまで歯科、インプラントに関する話がほとんどでした。
ただの忘年会で終わらず、しっかり勉強させて頂けるところがさすがです。
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左より加治先生、弘岡先生、七五三さん、右手前に見えるのが山口さんの手。
今回もインプラントに関する弘岡先生の意見や、山口さんはじめ、ラボサイドでどのようなことを考え、勉強しているのか、ものを作っているのかという事を考えさせて頂きました。
歯科医師は技工士が勉強してる事を勉強しなければいけませんし、技工士も歯科医師が勉強している事を勉強し、お互いに知識を共有していく事が今後必要になってくるのではないでしょうか。
インプラントの上部構造を審美的に仕上げる事も大切ですが、感染を起こさず、より長期にわたり機能させられるよう清掃性も併せ持ったデザインに仕上げていくには、技工士の技術だけでなく、歯科医師の知識も、衛生士の意見や経験もとても大切なんだと思いました。
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