日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。 スウェーデン留学中のスタッフ3名によるヨーロッパ歯科最新情報もお伝えします。

ヤンリンデシンポジウム番外編

  • 2014年05月24日
講演の合間にはスウェーデンの慣習でもあるフィーカというコーヒーブレイクの時間が設けられました。
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しかし、フィーカの時間も弘岡先生は休む間がありません。

弘岡先生がイエテボリ大学に留学した際の非外科処置のメンターであり、現在SDCにて弘岡先生とタッグを組んで数々の難症例を見事に治していく衛生士の加藤さんのメンターでもある方々との再会もありました。

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ブレていますが全員が揃った貴重な写真です


その他、著名な先生方やスピーカーの先生とのディスカッション、さらに弘岡先生の後輩にあたる先生方とも様々なトピックスで盛り上がります。
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この中のどなたかがいつかJournal Clubに講演しにきてくださ
るかもしれません

ここで交わされた会話も弘岡秀明ペリオコースやJournal Clubの時などに反映されることでしょう。
そばで聞かせていただけで、貴重な時間となりました。

また、スピーカーとして登壇されたHeitz-Mayfield先生とは10月の国際歯科大会において弘岡先生と一緒に講演する予定です。
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 今回のシンポジウムでは弘岡先生が講義を行う弘岡秀明ペリオコースの受講者で、その後も一緒に勉強を行っている先生方とも、ご一緒させていただきました。
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日比谷でも常に目にするこの光景(弘岡先生への症例相談等)が、スウェーデンのホテルで朝も夜も、いやいや昼も繰り広げられました。
先生方、本当に熱心です。

かくいう弘岡先生も熱心です。昼食中もSerino Giovanni先生とケースディスカッションをしていました。

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素晴らしいメンターと高い意識をもって一緒に勉強できる仲間がいることは財産なのかもしれません。

シンポジウム後には弘岡先生がイエテボリ大学に留学時のメンターであったElisabeth Westfell先生のお宅に訪問させていただきました。

すぐに Serino Giovanni先生も合流し、シンポジウムの内容から抗生物質の使用について等、激しいディスカッションから始まります。
このアツいディスカッションこそが、イエテボリ大学の教育の神髄ではないでしょうか。
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その後の食事会ではPer-olf Glantz教授からJan Lindhe教授のメンター(Hilding Bjorn教授)についての貴重な話が飛び出しました。
久しぶりの再会に夜遅くまで話がつきません。
皆、楽しそうです。
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手前右側はイエテボリ大学に留学中の石川先生。最終試験の真っ只中、診療の見学をさせてくださったり、JCグループの食事会等にお付き合いくださいました。ありがとうございました。 


次回のヤンリンデシンポジウムは3年後の予定だそうです。
興味をもたれた先生はチェックしてみてください。

貴重な時間をご一緒させてくださった弘岡先生をはじめ、Journal Clubメンバーの先生方、本シンポジウムに参加する機会を下さった山脇先生、ありがとうございました。 

Dr.弘岡と行くヤンリンデシンポジウム

  • 2014年05月24日

5月のGWを終え、およそ3年に1度スウェーデン(イエテボリ)におけて開催される歯周病およびインプラントに関するシンポジウムに弘岡秀明ペリオコースを受講された先生方と総勢11名で参加してきました。
本シンポジウムは歯周病治療の権威であるJan Lindhe教授の名前をとったシンポジウムです。歯科界では数少ない、現存する人名がタイトルとなり国際的に人々が集まる学会であるといえるのではないでしょうか。
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そして、
19801990年代に、このJan Lindhe教授にイエテボリ大学で直接指導を受け、トレーニングを積んできたのが弘岡先生です。

 そんな弘岡先生と伴に歯周病治療・インプラント治療の聖地、イエテボリ大学における本シンポジウムに参加できるという貴重な機会となりました。


 
雰囲気のある会議場で始まるシンポジウム。
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座長は
JanLindhe教授のもとで現在の治療の指針となる数々の研究を行ってきたTord Berglundh教授とJan Wennström教授であり、圧倒的な威圧感をもって基調講演が行われ、各講演が始まりました。




今回のテーマは感受性の高い患者に対する臨床的チャレンジです。

いざ、講演が始まると日本の学会ではみられないようなエビデンスの嵐でした。

 最初のセッションは歯周病およびインプラント周囲炎の罹患率、遺伝的要因・微生物学的要因の影響についてです。

 歯周病とインプラント周囲炎に関する多くのエビデンスが時にクロスされながら様々な切り口から考察されていき、考えさせられる講演でした。

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多くのエビデンスをもってしても、まだまだ氷山の一角しか知り得ていないのが、現実かもしれません

次のセッションでは歯の周囲の局所的因子のみでなく、ライフスタイルや習慣の側面も歯およびインプラント周囲の組織に影響するのではないかということをテーマに講演、ディスカッションが繰り広げられました。

 ここでは補綴物のデザイン・材質の違いによる優劣、インプラントはネジ止めのほうが優位であること、インプラントの生存に咬合は主因子にはなりえないこと等についても述べられました

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このセッションでは4人のスピーカーのうち3人が女性でした。時代は変わってきたようです。

最後のセッションでは感染のコントロール、感染が起きた時の対処法についてでした。

 Peri-implantitisの治療法の有効性や、再生療法について述べられました。

SDCを表敬訪問されたベルン大学の Anton  Sculean教授の講義も前回以上にビシっときまっていました。
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今回のシンポジウムでは、歯周病と同様にインプラント周囲にも炎症があることが明確になってきたこと、どちらの疾患も感染しやすいハイリスクな方がいるという事実、インプラント周囲炎に対する治療はすでに確立されている歯周病の治療をベースに模索されているという現状を知る必要があること、などが警鐘されたのではないでしょうか。

 
また、本シンポジウムを通して、エビデンスに基づく治療、引用を間違えればズバッと指摘されるディスカッションが行われている様子が垣間みられました。このような積み重ねによって、同じ過ちや勘違いに基づいた治療などを繰り返さないこと、そして確信を持って治療をしていけるのではないかと肌で感じました。

 


 

2014年度Journal Club 第1回

本日は2014年度はじめのJournal Clubがありました。
今回の内容は以下の通り:
1、Five-year results of a prospective, randomized, controlled study evaluating treatment of intra-bony defects with a natural bone mineral and GTRSculean A
2、ケースプレゼンテーション
3、The prognosis of tunnel preparations in treatment of class III furcations. A follow-up study. Hellden LB
4、Lindhe シンポジウム報告
5、弘岡先生講義

今年度も、Journal Clubは大盛況です。これだけの人数がそろうと、色んなイベントができそうなので、案もたくさんでてきます。
今年も、外部から講師を招待し、特別講演をしてもらえたらと思います。
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かなり広い部屋を貸し切っているのですが、それでもいっぱいです。

今回は再生療法。再生療法の成功の判断は難しいところです。生物学的なバックグラウンド、動物実験やランダム化された臨床試験を経て、ようやくその効果が認められるところになります。
しかし、再生しているかはおいておいて、臨床的にそれが安定して、患者さんの利益となるのなら、それも1つの治療法と言えるかと思います。
もう1つ、分岐部病変への対応は主にトンネリングに関する内容です。
分岐部に対し、トンネリングの果たす恩恵は大きいです。それは、歯内療法や補綴処置を避けることができ、さらに踏み込んだ処置、つまりリセクションや抜根という選択肢を後に残す事ができるからです。
文献には、技術的なアドバイスもあり、臨床に役立てる知識があったのではないでしょうか。
Lindheシンポジウムに関しては、 近日またブログで紹介できればと思います。
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Lindhe シンポジウム、かなり楽しかったようです。

診療後の遅い時間からのスタートにも関わらず、たくさんの人が懇親会に参加してくれました。とても嬉しい事です。しかし、これだけの人数、さすがに男だけというのもあれですね。…あれです。
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人数も増え、とてもいい感じです。ただ1つ、華がない。世間一般的に、男女の比率は1対1のように思えるが、なぜか14人全員男ばかり。統計の枠を超えた力が働いているようだ。お店も近いし、おしゃれなのになー。だれか考察お願いします!

Prof. Stefan Renvert in SDC 2

本日、スウェーデンよりStefan Renvert教授がいらっしゃいました。

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プライベートとはいえ、やはり話す内容は歯科に関する事が多いです。とても真剣。

台湾での公演が終わり、日本にいらっしゃる息子さんに会いにプライベートで来日されたようですが、時間を作ってSDCまで遊びにきてくれました。
日本歯周病学会の際に来院された時と異なり、かなりリラックスされているようです。
今日はどうしたの?と聞けば、ヒデに会いにきた、とか笑
仲良しですね。
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お昼休みは天気もよかったので、日比谷公園を散歩。ずっと歯科の話をしています。2人の話は尽きる事を知りません。

ランチを食べに日比谷公園へ。
息子さんが日本にいるので、よく来日されるとか。
先日は飛騨高山に行ったそうですが、寒かったそうです。
スウェーデン人が言うのだから、よっぽど寒かったんでしょう。
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お昼休みに食べたガパオがとっても気に入ったようです。おいしいおいしいと絶賛していました!
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終始とってもリラックス。
帰りには、『また10月ね』と言って出て行かれました。(10月には国際歯科大会にて、弘岡先生とのセッションがあります。)まるで近所のお友達のような発言ですが、スウェーデンにいらっしゃる、とても著名な先生です。世界的にご活躍されている先生が、こんなに気さくに遊びにきてくれるとは…すごい事ですね。ぜひ、またお越し下さい!


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