
初日は、東北大学の実習室にて講義と実習を行いました。
重度歯周病により大臼歯の分岐部を越えて骨を喪失してしまった場合、その多くは抜歯されてしまいます。しかし、歯根を分割したり、状態の悪い歯根だけ除去し、磨ける状態にすることで歯の保存が可能になることがあります。

午前中は、そのための科学的な根拠に基づく講義と、それを実践するために必要なhow-toを学ぶ実習でした。午後は、東北大学の菅野教授による短縮歯列の講義、クロスアーチブリッジの試適からセットまでの講義と実習と初日から盛りだくさんになってしまいました。

初日の夜にはロイヤルパークホテルにて卒業式が行われ、サーティフィケートの授与と記念撮影を、二次会はホテルのバーを貸切り、さらに三次会からは弘岡先生の泊まる広大なロイヤルスイートルームで延々と続きました…

2日目はスウェーデンデンタル仙台の講義室にて、スウェーデンデンタルセンターでの数多くの歯周補綴の長期症例を供覧しながら、長いメインテナンス期間に起こるトラブルへの対処方法やリカバリー方法まで、日常的に歯周補綴治療を行い、補綴後も長期にわたって患者さんと良好な関係を維持し、メインテナンスに通っていただいている医院でしか成し得ない講義となりました。

昨年9月から4回に及んだ、重度歯周病に罹患した歯を残すための科学的な根拠とhow-to、インプラントまで学べる、東北大学公認コースに参加していただいた受講生皆様、そしてクロスアーチブリッジを製作してくれた技工士の皆様、お疲れ様でした。
第2期も受講生を募集開始いたしましたので、興味がある方はご連絡ください!