日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。

「スウェーデンの歯科衛生士から学ぶ!歯科衛生士のためのベーシックペリオ講座+インプラント」が発刊されました。

imagehttps://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=422660

 本書は私どもの診療所、スウェーデンデンタルセンター(SDC)の衛生士業務全般がわかるようになっています。SDCの主任歯科衛生士、加藤典の力作です。もちろん患者主体のスカンジナビア歯周病学にのっとって、これまで25年近くSDCで実践してきた内容を、臨床写真、イラスト盛りだくさんで紹介しています。イエテボリの知り合い歯科衛生士のアドバイスが秀悦です。本書を読んでいただければ、スウェーデンでできた歯科医療、衛生士の業務は、やはり日本でも可能なんだと納得できると思います。通読してスカンジナビア歯周病学を学ぶのも、あるいはQ&A方式で書かれているので、日々疑問が出たときに本書を開いて問題解決することもできます。エビデンスは最小に押さえていますので、必要なエビデンスは前著”DR. 弘岡に訊く1, 2”を参照してください。

https://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=463090

https://www.ishiyaku.co.jp/search/details.aspx?bookcode=463120

是非、日々の臨床の参考にしてください。


FDIの学術誌International Dental Journalからインプラント周囲病変の特集号が出版されました。

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「インプラント周囲病変」を広く啓蒙するために昨年
5月チューリッヒで国際歯科連盟(FDI)主催のワークショップ(Peri-Implant Diseases Project Workshop)が開かれました。その時のポジションペーパー Hirooka H, Renvert S. (2019) Diagnosis of Periimplant Disease. Implant Dent. 2019 Apr;28(2):144-149. に引き続き、white paper(白書, コンセンサスレポート)がFDIの学術誌International Dental Journalから特集号として今回出版されました。https://onlinelibrary.wiley.com/toc/1875595x/2019/69/S2

私は上記のDiagnosis and non‐surgical treatment …….. – Consensus report of working group 3を担当しました。今回はエビデンスベースと言うよりQ&A形式でこの病変をわかりやすく解説しています。著名な研究者達と仕事を出来たことは大変刺激になりました。今回もRenvert教授には大変お世話になりました。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/idj.12490

IMG_3888Working group 3 の面々、左からHirooka, Renvert, Wang, Kelekis-Cholakis

 スウェーデンではインプラント周囲病変が社会問題にまでなっています。インプラント周囲粘膜炎が周囲炎にまで進行すると確定した治療方法は見つかっていません。この病気にかかっても多くの患者さんに自覚症状がありません。ゆえに早期の確定診断が必要です。スウェーデンでは多くの患者さんは一般医で発見されて専門医〔歯周病医〕に紹介されてきます。

会議中インプラント周囲病変について患者さんへの啓蒙の必要性を感じました。イエテボリ大学大学院時代のクラスメート、G. Serino先生もスウェーデンから招聘されていて彼も同意見で、2人で有効な患者教育用ツールを作製し始めました。まもなく医歯薬出版から出版予定です。”Dr. 弘岡に訊く臨床的ペリオ講座 Special Issue -歯周病とインプラント周囲病変の患者説明ブック ご期待ください!

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