日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。

第1話 イエテボリ大学矯正科スペシャリスト育成コース

現在Swedenに留学中であるSDCグループの石川先生が記事を書いて下さいました!*

イエテボリ大学矯正科スペシャリスト育成コース
(3年間)に参加してから1年半が経ち、

このプログラムの特徴が分かってきたので、紹介したいと思います。
 

このコースは、スウェーデン国籍を持ち、地元の公立の矯正スペシャリストクリニックに所属するSTと呼ばれる歯科医師7人と、海外から来たPG(Post-graduateの略)と呼ばれる歯科医師5人の12人で構成されています。

座学は、全員同じ講義や論文抄読会などを
受けます。臨床に関しては、STは半分を地元のクリニック、半分を大学のスペシャリストクリニックで経験を積みますが、PG100%を大学で教育されます。

コースの目的がスペシャリストの育成なので、約60%が臨床に割かれますが、それでも40%は座学が占めるところに、科学的思考を大事にするスカンジナビアの教育の特徴を感じました。
また、
1年生には、毎週金曜日に、教科書2冊を使った口頭試問があり、1回の試験範囲が6080ページあったので、全く生きた心地がしませんでした・・・


スウェーデンに来て、苦労したのは勿論
生きた英語ですが、一番慣れるのに苦労したのは例え教授であってもファーストネームで呼び合うことでした。

『Hidde(弘岡先生), come! You can check my patient!』なんて言おうものなら、日本では仕事を失うかも分かりません(弘岡先生なら理解してくれる可能性があるが・・・)。


しかし、スウェーデンで特に素晴らしいなと思う所は、どんな目上の人に対しても自分の意見を率直に言えて、それに関してきちんと議論してくれる所だと思います。
日本では、上司を選ばないと職を失う可能性がありますが、スウェーデンではほぼ全ての人が、後腐れなく議論に応じてくれます。そのおかげで、細かい所にまで理解を得られる事は、教育の在るべき姿と言う印象を受けました
。ちなみに、弘岡先生は議論に付き合ってくれます!
図1

診断、治療計画をスーパーバイザーと他のST/PGとで検証した後、治療上の問題点や起こりうるトラブルを細かく議論する

 

また、スウェーデンでは、23歳以下で、ある程度の歯列不正(オーバージェットが6mm以上など)を持つ方であれば、無料で治療が受けられます。そのため治療を望む患者は多く、約2年のWaiting listがありますが、その中から多種多様な症例を選択することができる事も、このコースの利点であると思います。
今の所、約
120症例を新規で受け持ちました。
図2

クリニックで、スーパーバイザーとのディスカッション
 


2年生になり、少し時間に余裕ができたので、いろいろな事をやってみたいと思います。そして約10年弘岡先生の下で勉強してきた歯周病学、インプラント学にもまだまだ興味がありますので、それらにも明るいOrthodontistを目指して頑張りたいと思います。 

Comment

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

  • ライブドアブログ
日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~