日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

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コレクテッドエビデンスの生みの親

スウェーデンで学位を取得中の中村先生からメールが届きました。
向こうでの生活に関して後日ブログに掲載予定になります。
その前に今日は中村先生の紹介を少しさせていただきたいと思います。

中村先生は東北大学の補綴科で学位を取得し、その後カロリンスカ大学にて研究を重ねられている先生になります。
ペリオコースを受講され、何回か弘岡先生の鞄持ちをしながら諸国を巡り、研鑽を積まれた先生です。
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左から中村先生、弘岡先生

僕は直接的な面識はありませんが、コレクテッドエビデンスのもととなる、”鞄持ち旅行記”というものを書いた事でお名前をうかがっていました。この”鞄持ち旅行記”はとてもよく出来ていて、そのまま観光のガイドブックとして販売してもおかしく
ないほどの完成度です。
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”鞄持ち旅行記”表紙。
僕ははじめて”鞄持ち記”を読ませていただいた時、コレクテッドエビデンスを真似して作製したのかと思ったのですが、そうではなく、”鞄持ち旅行記”が先に作られて、そこから構想を得てコレクテッドエビデンスが作られたという事だそうです。…逆なんですね。 
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”鞄持ち旅行記”。中村先生がエビデンスをまとめている際に趣味で作製していたそうですが、かなりのクオリティです。こっちが先に作られた。

 
なんでも中村先生は弘岡先生のコースを聞きながら文献をまとめていて、 それがあまりにも端的でまとまっており、よく出来ていた為、弘岡先生と一緒にコレクテッドエビデンスを作り始めたとか。
その際の鞄持ちの記録をまとめたものが”鞄持ち旅行記”という事です。
P1070343

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左が中村先生が作っていたエビデンス集。右がそれをもとに作ったコレクテッドエビデンス。元々はペリオコース受講生の為に左の原文が作られたが、印刷費用も高額で、出版した方が安くなるという事でデンタルダイヤモンド社から出版したとか。

つまり、中村先生はコレクテッドエビデンスの生みの親ともいえる存在なんだそうです。  

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