日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。 スウェーデン留学中のスタッフ3名によるヨーロッパ歯科最新情報もお伝えします。

第126回日本補綴歯科学会

2017年7月2日に開催された第126回日本補綴歯科学会のシンポジウムに弘岡先生が招待されて講演いたしました。

日本補綴歯科学会とは、歯科の補綴分野における権威ある学会であり、その権威ある学会の日曜日午後最初のシンポジウムというゴールデンタイムでの講演だったため、立ち見もでるほどの盛況ぶりでした。

弘岡先生は歯周病の専門医でありますが、東北大学歯学部補綴科の臨床教授をされていたこともあり、補綴分野の知見も深いのです。

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シンポジウムの演題は
「北米型vsスカンジナビア型 ー日本の補綴専門医はどちらを向いているのか?ー」

というもので、弘岡先生が
スウェーデンで学んできた、エビデンスに基づいた治療で重度の歯周病に罹患した歯を極力保存し、その残った歯を利用して補綴装置で固定することにより口腔内の機能を回復する歯周補綴治療について講演しました。 このような治療は、多くの患者さんの希望である、ご自身の歯を残したいというニーズと合致する治療方法なのではないかと思います。

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スカンジナビアのバックグラウンドとして、必要以上のことをしてはならないが、必要なことは絶対に怠ってはならないという姿勢。そして、その必要なことと必要じゃないことの境界を決めるためにエビデンスが必要で、治療は極力エビデンスに基づいて行われなければならない、と話されていたことは非常に印象深かったです。

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さらに、残った少数歯を抜いてしまってインプラントを埋入するのではなく、インプラントを利用することで積極的に残した歯を保存するという話のついでに、先日発売された弘岡先生の著書「歯周病患者のインプラント治療」もちゃっかり宣伝していました…

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最後に、北米型の補綴治療について講演された先生および座長の先生方とのディスカッションが行われシンポジウムが大盛況のうちに終了しました。
歯周病の専門医が、補綴の専門医の前で講演するという非常に興味深い試みであり、続編を期待させるシンポジウムとなったのではないでしょうか。

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