日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

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虫本栄子先生講演会(ジャーナルクラブ特別講演)

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講師の虫本先生は、大学にて歯科補綴学を専門とされ、臨床と研究に従事されていらした歯科界の重鎮たる先生です。その経歴は華々しく、留学が一般的ではなかった70年代に、研究員として西ドイツ・デュッセルドルフ大学に渡り、さらにはデンマーク・コペンハーゲン王立歯科大学でも活躍されておりました。そんな歯科界のオピニオンリーダーであり、著書も多数ある虫本先生のお名前は、弘岡先生も自身の留学前から知っており、面識は無かったものの気になっていたとのことです。今回、牧野先生のご尽力により、弘岡先生が主催するジャーナルクラブでの講演をお願いすることができました。
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25年に及ぶジャーナルクラブの歴史においても、補綴臨床医による講演は初めてです。
講演の導入として、弘岡先生による日本補綴歯科学会でのシンポジウムの内容をアレンジした、「補綴治療におけるスカンジナビアンアプローチ」として、スウェーデン留学時からのライフワークである、重度歯周病患者が歯周治療後、失われた歯周組織を維持するために、また、欠損部の機能および審美性回復のために、ブリッジやインプラントを応用した固定性補綴装置でのリハビリテーションについて講義がありました。
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いよいよ待ちに待った虫本先生の講義は、まず、留学時の思い出をたくさんの写真を交えてお話ししていただきました。インターネットからの情報が入らない時代に、論文の著者を訪ねてヨーロッパ中を駆け巡った行動力には、会場中の聴衆が驚嘆しました。
その後、本題である欠損部への可撤式補綴装置よるアプローチである、部分床義歯について講義していただきました。ご自身の研究に関する、大学で教員されていらっしゃった先生ならではの、咀嚼からインプラントオーバーデンチャーなど、アカデミックな内容から始まり、留学での貴重な経験に裏打ちされた、ドイツの精巧な義歯治療からスカンジナビア型のハイジニックな義歯治療まで、さらには長い臨床経験を通して培われた豊富な知識を披露していただきました。
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インプラント治療が普及した現在においても、未だ欠損補綴のゴールドスタンダードである義歯治療の重要性を改めて感じることができました。虫本先生の講義からは、補綴治療に対する探究心と愛情がひしひしと感じられました。
講義時間が足りず、義歯設計理論や、義歯臨床におけるhow-toなど、まだまだ伺うことができなかったお話がたくさんありそうなので、第2弾あるかも?しれません。

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