日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。 スウェーデン留学中のスタッフ3名によるヨーロッパ歯科最新情報もお伝えします。

フィンランド LMインスツルメンツ社副社長表敬訪問

今年5月に引き続き、フィンランドのLMインスツルメンツ社の副社長、Mika Sandeさんがスウェーデンデンタルセンターを訪問されました。Mikaさんの奥さんは歯科医師で、弘岡先生と同じスウェーデンのイエテボリ大学を卒業されたこともあり、弘岡先生とは古くからの知り合いとのことです。
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LMインスツルメンツ社は弘岡先生がスウェーデン留学中から使用していた歯周病治療用器具を製造する世界的なメーカーで、スウェーデンデンタルセンターでも多くの器具を使用しております。
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今回の訪問は、耐久性の高い特殊なコーティングによりシャープニングが不必要になったキュレットの新製品 “LM シャープダイヤモンド” の日本での販売が始まるとのことで、その説明にいらっしゃっいました。
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そして、その発売に先立ちスウェーデンデンタルセンターで使用してほしいということで発売前の新製品を置いていかれました。
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新品の切れ味を維持でき、さらにシャープニングが不要になることでブレード自体をコンパクトにできるので狭い歯周ポケット内での操作が容易になり、患者さんに負担の少ない正確な歯周病治療ができるのではないかと期待されます。使用するのが楽しみです!

PHILIPS  鍛治さんと上村さん来訪

本日PHILIPSの鍛冶さんと上村さんがおこしになりました。
特に鍛治さんは弘岡先生との付き合いも長く、とても気心知れているようでした。
まさにツーと言えばカーの仲。
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 左より弘岡先生、上村さん、鍛治さん。
上村さんは歯科業界自体とても長いようで、昔の歯科業界の話(ノーベルファルマのお話など)もお聞きできたのが僕はとても面白かったです。

PHILIPSといえばソニッケアーを思い浮かべる方も多いのではないかなと思います。
弘岡先生も愛用しているソニッケアーですが、その開発者であるDrの方々もSDCに遊びにきた事があるそうです。
当時はヘッドが大きく、馬の歯ブラシのようだと指摘したそうです。その甲斐(?)あってヘッドもコンパクトになり現在では日本人も使用しやすく小回りの利く形状になっています。
ソニッケアー
15年程前の写真。ソニッケアーの開発に携わった方々。
個人的には手用歯ブラシでもきれいに磨く事はできると考えていますが、やはりソニッケアーは効率的だと思います。矯正をやられている方や、歯周病で歯肉が下がった方などは磨くのが大変だと思いますので特に推奨させて頂いています。
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 http://www.sonicare.jp/interview.html弘岡先生のインタビュー動画はこちら。
高齢社会の日本ですが、さらに歯科予防が進めば、残存歯を多く有する高齢者はますます増える事でしょう。そうした時に誰でも簡単に扱える歯ブラシがあれば、歯科疾患の予防だけでなく、全身的な健康の増進も行えるようになるのではないでしょうか。また、介護者の負担を減らせるかもしれません。様々な期待をソニッケアーに抱きつつ、夜はふけていくのでした。

白水貿易の横山さんとBoras Specialist clinicのキュレット

今日は白水貿易の歯科衛生士 横山さんがいらっしゃいました。
なにやら歯科用エレベーター(LMリフトアウト、LMツイストアウト)の製品説明にいらっしゃったそうです。
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白水貿易の横山さんと弘岡先生。弘岡先生の手には何やらカラフルなものが…!? 
よく見ると 弘岡先生が持っているキュレットはBorasから佐藤先生が送って下さった写真に載っているキュレットと全く同じです。(イエテボリ便り参照)
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 かなり似てます。これは偶然か、それとも必然なのか・・・

これはどちらもLMインスツルメンツ社のキュレットです。
SDCではこのキュレットをよく使いますが、Boras のSpecialist clinicでも同じものを使用しているみたいですね。把持部が太いので握りやすく、またカラーで分かれている為一目で種類がわかります。
トレーは丸ごと滅菌可能で中のトレーパーツも組み合わせ自由。

これを使えば6mmぐらい深いポケットでも残さず歯石がとれる、わけでは無いと思いますが、いい道具を使えば治療の成績が上がる可能性は高いのではないでしょうか。

興味のある方は白水貿易さんのホームページをご参照ください。
http://www.hakusui-trading.co.jp/catalog/index.php?mid=17

GUIDOR Bioresorable Matrix Barrier

本日サンスター株式会社の桂木さんがいらっしゃいました。

2009年に米国で再上市されたGUIDORの製品に関してご紹介いただきました。

 

桂木さんとお会いするのはこれで二回目ですが、弘岡先生が留学されていたイエテボリにGuidorの研究所 の研究員として駐在されていたそうで、お二人の話を聞いていると著名人の細かい話から考え方まで知る事が出来ます。好きな人にはたまらないエピソードがたくさん聞けますし、当然勉強にもなりますから始まる前から楽しみでした。
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GUIDOR Bioresorable Matrix Barrier に関しては弘岡先生もスウェーデンにいた頃愛用されていたそうで今回のプレゼンテーションを朝から心待ちにされていました。
 

かつてGTR法(歯周病で一度失われた支持組織を回復する術式。弘岡先生が留学されていたイエテボリ大学歯周病科で確立された治療法)は膜を取り出す為に二回の手術が必要でした。それによる外科的な侵襲はもちろん、膜を取り出す時にせっかく作り出された幼弱な組織が炎症を起こしてしまうことが問題視されていました。そこで膜の取り出しが必要の無い吸収性のデバイスを作り出そうというのがコンセプトだったようです。この研究に関わった人物の名を聞けばそれはGTR法をはじめ、再生療法の歴史をひもとくに等しい壮大な話を聞くことが出来ます。(Prof.Lindhe,Prof.Nyman,Prof.Karring,Dr.Gottlow,Dr.Laurell,Dr.Lundgren)

第五回のペリオコースでもGUIDOR Matrixの詳細に関してご紹介いただけるようなのでその辺り詳しくお話が聞けると思います。私も今からとても楽しみです。

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GUIDOR Matrix

GUIDOR Matrix  2009年にアメリカで再開され、今後改めて日本での販売も検討されているとのことです。昨年でGORETEX社もMembraneの販売を中止してしまったので、GUIDORMatrix Barrieが販売されれば抜歯適応だった歯が保存できるようになり、患者さんにとっても福音となるに違いありません。

このGUIDOR Matrix は、臨床的な効果はもちろん、術者の操作性まで細やかな配慮がなされている作りとなっています。イエテボリでGuidor Matrix使用していた弘岡先生はそのことも知っているため、日本でも使用できるようになる事を心待ちにしています。操作性の良さは結果的に臨床効果を高める事にもなります。

 

今回日本での導入も視野にいれて弘岡先生の意見を伺うために、我々に講義をして頂いて(二時間もプレゼンテーションして頂けました!)ありがとうございました。

桂木さんのプレゼンテーションは自分たちの取り扱う製品への自信と愛情を感じさせてくれました。

ぜひ、日本でも取り扱えるようがんばって頂きたいと思います。


特殊加工されたImplant用スケーラー

本日、器具の製作所の社長である瀬戸さんとSUNDENTALの佐藤さんがおこしになりました。
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試作段階のInstrumentの説明を受けている
インプラントに付いたプラークを除去する為のInstrumentの試作品が出来たので弘岡先生の意見を聞きにいらっしゃったそうです。
インプラント周囲に付いてしまったプラークを除去する
Instrumentや手技は色々と開発されていますが確実なものは無いのが現状です。 
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Instrumentを試している弘岡先生。溝に入り込んでしまったプラークを取るようによく作られているが、異なるメーカーのインプラントにも応用できるのか、口腔内の環境でも同じように出来るかが問題となってくる。
瀬戸さんも、試作品を持ってきながら課題や、新しい案もいくつか教えて頂きました。
今回持ってきて頂いたInstrumentもやはり確実に深い部分のプラークを除去するのは難しそうだということが弘岡先生のご意見でした。開発者と臨床医で理想と現実を天秤にかけ、今後さらに擦り合わせが出来てくるかと思います。
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現在翻訳中の"PERIIMPLANTITIS"に乗っていた器具。瀬戸さんのプロトタイプとかなり似た形態をしている。これを知らずして同じ形態で作ってくるとは、かなり考え込んで器具を作っているのがわかる。
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以前SDCに衛生士さんとして勤務していた佐藤さん。現在SUNDENTALで勤務されている。
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