本日はSDCの患者であるアダムさんの事を紹介させていただきます。
スウェーデンのイエテボリ大学歯周病科大学院主任教授のラルスヘイル先生の紹介により、SDCに来院されました。
とても難しい治療の為、最新の治療法の論文を紹介したところ、ぜひ、この文献の通りに治療をして下さい、との事でした。そして弘岡先生はその文献の通り治療を施したのですが、その文献とは、弘岡先生の同級生であり、先日日本で講演されたSerino先生の書いたものでした。
Serino先生が日本で講演されると聞き、患者としての意見を日本の歯科医師の先生に聞いてもらいたいというアダムさんの希望を受け、ビデオレターを作製していただき、講演の中で紹介しました。
その中で、アダムさんの話した内容の一部を紹介させていただきますと、まず、患者さんに自分の治療を押し付けないで下さい、という事でした。口腔内はとてもプライベートなところで、患者さんは歯科医師の治療に疑問をもつ事はありません。だからこそ、歯科医師は自分の治療を押し付けるのではなく、患者にあわせた治療を施していただきたいと話していました。また、常に研鑽し、最新の知識を持ち合わせて下さい、ということです。
今日ではトップダウントリートメントという補綴主導の言葉もありますが、その前にありきは患者さんだという事ですね。
その切実な言葉に、会場の皆さんも真剣に耳を傾けていました。
そして、実は動画を見て一番驚いていたのは弘岡先生で、アダムさんが日本語を話している事にびっくりしていました。…先生、スタッフはみんな知っていましたよ。
アダムさんは実はグロービス経営大学院大学の教授なのですが、来日する外国人向けに日本の歯科事情を紹介したい、ということで今度は弘岡先生がアダムさんよりインタビューの依頼を受けました。実に驚きなのですが、30分ノーカット、編集なしで全て英語にてインタビュー動画を撮影しました。しかも1テイクです。
SDCの診療室にてインタビューは行われた。
そのインタビュー動画はグロービスのサイトに掲載されていますのでぜひ皆さん、ご確認下さい!翻訳はありませんので英語の勉強にもなる!…かもしれません。
インタビュー動画の載っているグロービスのサイトへは、図をクリック!