東京医科歯科大学の大学院講義に、弘岡先生が講師として招待されました。
医科歯科大学歯周病科の医局員は100人近いとか。ものすごく大きな組織です。
講義の導入は”教育”に関して。
Pontoriero先生やRoos-Jansåker先生の最近の文献から、Löe先生やEgelberg先生、Waerhaug先生達に至るまでの文献的血脈について力説していました。
研究や文献は、突然生まれてくるのではなく、その多くは先人達の築き上げた功績の上に成り立っており、お互いに尊敬しあっている、という事です。
また、過去の文献に振り返る事で、最新の文献の解釈のヒントになる事も見つかるそうです。それは、やはり文献には流れがあり、お互いに関係しあっているからだと思います。
弘岡先生も、恩師であるLindhe教授に対する尊敬と感謝の念はよく口にしています。教育とは、言葉や文に出来る事だけではなく、その環境でしか感じ取れない多くの部分を含めて学び取る事なのだと感じました。
かなり熱い講義になりましたが、最後にコメントをしてくださった和泉教授のお言葉が、また印象的でした。
「いいですか、皆さん。これだけ熱い講義をしてくださるのは、弘岡先生だからですよ。」と声を大きく、何度も何度も説明して下さったのはとても印象的で心に残りました。
打ち上げでは、大学院生達とお話する事が出来ました。皆さん、とてもやる気があり、熱意があります。
医科歯科大学大学院生の特徴の1つとして他大学出身の先生が多い事に気づきました。様々な大学から、日本トップレベルの医科歯科大学で学ぼうとするやる気にあふれた人材が集まり、そのふるいにかけられた数多くの同世代同士の競争の中で切磋琢磨していく。だからこそ、医科歯科大学の大学院生達はやる気にあふれているのだな、と感じました。
弘岡先生の講義に熱が入った理由もよくわかりました。
終わった後の打ち上げ。