週末はペリオコースがありました。
内容は、ケースプレゼンテーション、講義(分岐部病変、歯周病の分類) 、実習(顎模型・豚顎骨)でした。
講義の最初に、弘岡先生からBritish dental journal からの記事が紹介されました。
内容は、Lindhe 先生のコメントで、処置して保存できる歯が抜歯されて、インプラントが埋入されている、という、Implant over useに対する警鐘でした(PubMed)。弘岡先生と話している事が同じですね。さすが師弟関係。
インプラントは素晴らしい治療ですが、それが天然歯の抜歯の基準を下げるような事はあってはならない。
そして、いつもの受講生に加え、客人が一人。
現在昭和大学歯周病科に留学中のDr.Mungunzul(過去の記事)。モンゴルから日本の歯科治療を学びに一年間留学されています。
ムングン先生は、とても勉強熱心で、弘岡先生の講義を必死にメモを取りながら聞いていました。日本語は少し話せるものの、専門用語がならぶ講義についてくるのは大変だと思います。しかし、最初から最後までメモを取る事はやめず、とても熱心に受講されていました。
弘岡先生の話を一生懸命聞いている。受講生とも打ち解け、休み時間も楽しんでいるようでした。
実習は2日間に渡り行われました。初日は顎模型、2日目は豚顎骨です。
実習は、全体の説明ののち、弘岡先生が1つ1つの席をまわりながら、アドバイスを加えていきます。
時には、受講生の席に座り込み、お手本を見せます。言うまでもありませんが、奥に座っているのが弘岡先生です。受講生に紛れ込みながら指導するという、アクロバットな技術です。
弘岡先生は数多くの臨床経験に加え、実習指導の経験も豊富です。きっと的確なアドバイスをもらえると思いますので、どうぞ、積極的にご質問下さい。
コースも第四回…折り返しを迎えています。時間が経つのはあっという間でなんだか少し寂しいですね。
次回は再生療法。乞うご期待!