シンポジウムに参加することだけでなく、その後の懇親会も特別な経験となりました。
シンポジウム初日終了後、弘岡先生がイエテボリ大学に留学していた時の同級生であるSerino Giovanni先生(現在イエテボリ郊外のボロースのスペシャリストクリニック歯周病科の主任をされています)のご厚意で、離島にあるレストランに弘岡先生をはじめとするシンポジウム参加者を招待してくださり、食事会を開いてくださいました。
シンポジウム会場からタクシーに乗って港へ直行。
行き先の船を確認し、乗船。天気にも恵まれ、風が気持ちよかったです。
ところが旅にはトラブルは付き物とよく言ったもので、景色に見とれているあまり、降りるべき停留所で降り損ねてしまいました。一つ先の停泊場から迂回して歩いてレストランへ向かうことに。30分以上歩くことになり大変でしたが、その分じっくり島の雰囲気を感じながら散策することができたので、これも良い思い出です。
レストランに到着し、Giovanni先生ご夫妻と合流。食事会がスタート。初日のシンポジウムの感想や内容についてディスカッション、留学時代の思い出話などで大いに盛り上がりました。
今回、参加者の中に2組の新婚ご夫婦がいらしたため、帰りの船でGiovanni先生ご夫妻からサプライズのシャンパンをいただきました。
この食事会で先生方の親交が深まったことは言うまでもありません。
シンポジウム2日目終了後は、弘岡先生がイエテボリ大学留学時代にメンターであったElisabeth Westfelt先生のお宅に訪問させていただきました。
久しぶりの再会に話が弾む。左からProf. Glantz Dr. Elisabeth
Dr. Giovanni Dr. Hirooka
ここでも勉強熱心な弘岡先生はElisabeth先生の学位論文についてインタビューを行い、論文が書かれた背景や裏話など貴重なお話を聞いておられました。
今回のインタビューの動画が近く公開される予定なので楽しみです。
私もイエテボリに行く直前、Elisabeth先生の論文を読んだばかりだったのでご本人の話が聞けてとても嬉しく、忘れられない1日となりました。
2日間の懇親会はシンポジウムでは得られない情報や意見交換、本音を聞くことができました。そして先生方と親交を深めることができた素晴らしい時間でした。
イエテボリでの経験は決して日本で得られるものではなく、歯科を学ぶ上でとても刺激になり、視野を広げることができました。海外で活躍されている先生と話すことはとても勉強になります。興味を持たれた先生はぜひ来年チェックしてみてください。
今から3年後のシンポジウムが待ち遠しくてたまりません。
滞在中大変お世話になりました、弘岡先生、journal clubの先生方、そして今回シンポジウムへの参加を誘ってくださった大川先生に心より感謝とお礼を申し上げます。
スウェーデンデンタルセンター 杉山記