この度、”第2回 日本歯周病学会関東9大学 日本臨床歯周病学会関東支部合同研修会” が東京医科歯科大学で行われました。
とても大きな会場で、マイクも各机に備え付けられているので、質疑応答が非常にスムーズでした。
弘岡先生は会のトリを任され、1時間30分に及ぶ講演を行われました。
いつも弘岡先生が話している事ですが、『虫歯や歯周病にかかるリスクはヒトとして生まれたからには避ける事が出来ないが、インプラント周囲炎はインプラントさえ埋入しなければなる事はない』と最後を締めくくっていました。Save the tooth or place a Implant ?
人の大きさを比べて頂ければ舞台の大きさがわかると思いますが、かなり広いです。
歯が失われた時、インプラント治療が患者さんに提供できる治療法の1つである事に疑いの余地はないかと思います。しかし、インプラント埋入の選択肢があるからと、患者さんの歯を残す努力を怠ってはいけません。
いくら何百万円とお金をかけてきれいなインプラントを入れたとしても、ご自身の歯に勝る機能を有しているとはとても思えません。同じ費用で10代の頃の歯に戻せると言われたら誰もがもとに戻したいと考えるはずです。
現実時間は巻き戻せませんし、過去に歯を抜かれていた時、もしかしたらその患者さんには、Place a Implant の選択肢しかないのかもしれません。そんな時、インプラント治療が患者さんに与えてくれる利益はとても大きいと思います。
しかし、Save the tooth の選択肢がそこに残されているのなら、歯科医師は全力でその選択肢を求めるべきではないでしょうか。抜いてから後悔しても、時間を巻き戻す事はできないのですから。
弘岡先生とJournal Clubのメンバー達
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