日比谷便り ~スウェーデンデンタルセンター オフィシャルブログ~

患者様、コース受講生、歯科医療関係者への最新情報です。

世界初インプラント周囲炎外科処置後10年の追跡調査結果を抄読しました。

本年度初となりましたジャーナルクラブが開催されました!

久々の対面でのジャーナルクラブということで開始前からすごい熱気です。
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まずは志村先生による弘岡先生の同級生であるSerino先生のスウェーデンの専門病院におけるインプラント周囲炎治療後の10年フォローアップ論文をスマートに解説していただきました。
この論文は、抗炎症外科療法後2年、5年後の論文に続き発表された10年後の追跡調査になります。
病気に罹患していないインプラントは当然健康が維持されましたが、抗炎症外科療法の後も予後が悪かったインプラントであっても、定期的なSPTにより多くのインプラントが保存されることがわかりました。
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そのまま弘岡先生がSerino先生とのzoom対談により得た論文の背景などをインタビュー動画も見ながら講義しました。
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安定の羽岡先生にはWennstromらの非外科処置における、超音波スケーラーによる全顎1回でのデブライドメントと、手用スケーラーによる全顎4分割の効果を比較したゴールドスタンダード論文の続きとなる、Tomasi らの1-year follow-up論文を泥臭く解説していただきました。
これまでの論文と同様、手用スケーラーと超音波スケーラーで治療結果に差はないですが、超音波スケーラーの方が治療時間は短縮されます。
この論文の被験者は最初からプラークコントロールが良いので、被験者のセレクションは行われているのでしょう。臨床の現場では患者の状況に応じて適切に手用スケーラーと超音波スケーラーを使いましょう。
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ケースプレゼンテーションは沼尾先生による専門医所得されたケースとチャレンジングなケースの2症例をみせていただきました。さすが専門医!参加者の刺激になったでしょう。

やはり顔を合わせるとディスカッションも盛り上がります。
久しぶりの懇親会も静かに行いました。

来年度こそは対面でのジャーナルクラブが定期開催できることを楽しみにしております。

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