
Dowen Birkhed教授は、弘岡先生がイエテボリ大学歯周病科の大学院一期生だった1990年に、マルメ大学のカリオロジーの教室から巨人Bo Krasse教授の後任としてイエテボリ大学に着任し、弘岡先生も直接指導を受けたそうです。IADR(国際歯科研究会)での受賞歴もあるカリオロジーの分野では高名な先生です。
講演前にはスウェーデンデンタルセンターを表敬訪問し、弘岡先生の留学時代のBirkhed教授による試験問題について討論していました。

講演はスウェーデンデンタルセンター隣のビルの11階にできた東京タワーが見える最新の会場で、歯周治療後には避けて通れない根面カリエスについて最新情報を提供してもらいました。通訳はDowen教授と旧知のなかの、NPO法人「科学的なむし歯・歯周病予防を推進する会」(PSAP)理事長・歯科医師の西真紀子先生です。

根面にはミネラルが足りないのでう蝕になりやすいが、う蝕処置に用いられるいかなる修復材料も推奨されるエビデンスがないため、予防することが大切であること、予防には高濃度フッ化物ぺーストと進行抑制には38%フッ化ジアミン銀の使用、そしてイエテボリメソッドについてエビデンスベースで再確認しました。

Toothbrushing techniqueではなくToothpaste technique!

臨床に直結する最新情報とともに、受講生にご自身でラッピングしたプレゼントを配布してくれました。

日比谷公園内の松本楼での懇親会では質問がたくさん出ていました。
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