「弘岡秀明ペリオコース プライベートセミナー」を開催いたしました。

「非外科治療の大逆襲」と題する特別セミナーの講師は、スカンジナビアンアプローチを日本で実践的に伝える弘岡秀明先生、そして、非外科的歯周病治療器「ブルーラジカルP-01」および患者行動変容アプリ「ペリミル」の開発者である東北大学・菅野太郎教授。
第1部:スカンジナビアンアプローチの再定義──非外科の“限界と可能性”
午前のセッションでは弘岡先生がまず登壇。スカンジナビア諸国における歯周病治療の原点であるHarald LöeやLindheらの研究を起点に、インフェクションコントロールを中心とした非外科的アプローチの思想と、現代日本の臨床における応用について、実際の臨床写真や症例を交えて解説されました。
とりわけ印象的だったのは、「外科に頼らず、いかに“細菌環境”を制御し、再発を防ぐか」という問いに対し、“精度と継続性”を持って向き合う姿勢。その真摯なメッセージが、受講者に深く届いていました。

第2部:新時代の歯周治療とは──“歯”だけでなく“人”へのアプローチ

第2部:新時代の歯周治療とは──“歯”だけでなく“人”へのアプローチ
午後のセッションでは、菅野太郎教授が登壇。「この国には、重度歯周病罹患歯を有する人が1,100万人もいる」という厚労省調査に基づいた統計を引用し、現行治療の限界に警鐘を鳴らしました。その上で提示されたのが、当院でも導入をしているラジカル殺菌技術という今最もデンタルプラーク内の殺菌が効果的に行える殺菌法を搭載した薬剤併用型超音波スケーラー「ブルーラジカルP-01」と、患者の行動変容を支援するアプリ「ペリミル」による「歯」と「人」のダブルアプローチ。
「歯をきれいに保たずにはいられない人を作る」──その言葉は、歯科医療の本質に深く迫るものでした。

第3部では、弘岡先生と菅野教授が再登壇。
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